真夜中の弥次さん喜多さん
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ある女性と休日に愚痴をこぼしあおうということになって、会う口実としてたまたま選んだのがこの映画でした。ぴあの出口調査で90点を超えていたことと、変そうなところが決め手でした。クドカンも長瀬もよく知りませんでしたが…。
しかしこれを見て、宮藤官九郎というのはたいした脚本家であり監督だと感心しました。無駄なエネルギーにあふれているところが…。ブリュータリティー、動物性ってやつが芸術には必要なのです。『動物化するポストモダン』の時代ですし…。
なんとか江戸時代の雰囲気を出そうとするんだけど、クドカンの語彙が乏しいせいか(?)、長瀬智也と中村七之助に交互に「てやんでぇ〜」「べらんめぇ〜」と喚かせているだけというのがほほえましかったです。
関連本を買いました。役者の名前をおぼえたかったし。
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浪速ホットの板尾創路は本物の吉本芸人かと思った。
おちん役の山口智充は、日本のプレスリーの風格があるし。
音痴の娘を演じた清水ゆみもかわいらしい。
後半はちょっと暗くて重苦しかった。でも、前半がすごいパワフルでいきおいあったからチャラですね。