富野由悠季について
1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』は社会現象といわれるほど大ヒットしました。しかし作者の富野由悠季はその後あまりパッとしなかった──。しかし庵野秀明監督の『新世紀エヴァンゲリオン』(95-97)以後、富野監督の再評価が始まりました。富野監督自身も、『エヴァ』への対抗心からか、それまでの暗い作風から一転して、明るいアニメを意識して作るようになりました(『ブレンパワード』(98)、『∀ガンダム』(99-00)、『キングゲイナー』(02)など)。
わたしは仕事の関係で、ここ数年、富野関係の本をよく買いました。
順にコメントしていきます。
- 出版社/メーカー: ラポート
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: ムック
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オーバーマン・キングゲイナー・イントロダクション―富野由悠季、新作を語る!!
- 作者: 富野由悠季,大河内一楼,河口佳高
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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9・11をきっかけに、辣腕編集者にして評論家・作家の大塚英志が企画発案した本。その大塚と、弟子のササキバラ・ゴウ、そして哲学者の上野俊哉の3人が束になってトミノに挑んだ…。しかしけっきょく歯が立なかったという、一読の価値がある本。
続く