otkoygのブログ

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テラビシアにかける橋

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なんでもいいから映画を見たいというわけで、適当に調べて見に行ったのがこの映画。これが年に一本あるかどうかという良作だった。前田有一さんが「超映画批評」でオススメ。彼のオススメポイントは主演のアナソフィア・ロブの可愛さ。このライターのいいところは男性の快感原則に率直なところで、じつはそういう部分でけっこう信頼を置いている。

さて地元のシネコンの夜10時30分の回に入場したら、客がトータル5人。しかしこの時間なら多いくらいである。


アナソフィア・ロブの初登場シーン。けっこう吊り目で目線が強い。思ったより人なつこさがある。人気モデルのオーラも感じられる。日本でいうと榮倉奈々みたいなポジションか。児童文学が原作の、大人の鑑賞にも堪える文芸映画と思っていたのに、結局この女優を売るための映画か、という気もした。

小中学生のころに戻ったような気分になった。宮台真司先生は「見たあとに世界が違って見えるようになるのがいい映画だ」とおっしゃったが、まさに見終わったあとに世界が違って見えた。
現実に何かを得たわけではない。たとえば、新たに知り合った女性の携帯番号とかゲットしたら、けっこう収穫感があるだろう。でもスクリーンの中で疑似体験として美しい友達を得て、その喪失を体験しただけ。そして現実に帰ってきて、思い出だけが残った。
疑似体験なのに喪失体験は本物というシンクロのしかたが面白い。