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キング・コング

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ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督がきまぐれに作ったB級映画、と単純に片づけることができない気合いの入った映画である。雰囲気も「ロード〜」に酷似していたし。コングが住む島の原住民たちはゴブリンそっくりだった。
主演のジャック・ブラックは「スクール・オブ・ロック」を見て知っていた。小学校の教師のくせに生徒に反体制ロックバンドを組ませようとがんばる、コメディアン出身の俳優だった。
それが、今回の映画ではオーソン・ウェルズを意識して生み出された、野心家の映画監督の役を演じている。星飛雄馬みたいにまゆ毛の両端が持ち上がった、テンションの高いふとっちょである。この人の顔のアップだけでかなり画面がもつ。
主演その2はナオミ・ワッツ。公式的には主演その1だけど、この人の顔のアップだけでは画面がちょっともたない。そのかわりスタイルのよさは存分にみせつけてくれた。
主演その3はコングのモーションキャプチャーモデルをつとめたアンディ・サーキス。ゴラムと同じ人だと思いながら熱演を味わった…。
昼にシネコンで吹き替え版を見て、きょう一日はこれで終わりという感じ。もう何もするエネルギーがわかない、というかオーバーヒートしてしまった。