otkoygのブログ

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ターネーション

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Macで2万円で作ったドキュメンタリーというコピーで宣伝されている映画。オリジナルバージョンはたしかにそれくらいだとしても、上映バージョンは間違いなく製作費数千万円を超えている。引用した映画やテレビ番組や音楽の著作権クリアを考えるとねぇ。あと編集やMAのポストプロダクション。
この映画、ぜんぜんわたしのアンテナにひっかかっていなかったのだけど、若い友だちのAちゃんが教えてくれたのだった。
「興味あって見ようと思っているんですけど、周囲の評価はイマイチなんですよね」。
Aちゃんが興味を抱いて、しかもわざわざわたしに教えてくれるくらいだから是非見なくてはならないと思い、映画の日を機会に渋谷の上映館に足をのばした。

帰宅してすぐ、夕食も後回しにヤフー掲示板にレビューを書いた。

この掲示板のおかげで(タイトル) 評価★★★★★(満点)
低い期待値で見に行ったので、満足して帰ることができた。レビュアーのみなさんに感謝する(本当に)。
作り物ではない、真実の映画である。若い人はもちろん、かつて若かった人が見ればいっそう心をゆさぶられるだろう。作品の鮮度が高いうちに劇場で見ておくことを勧める。何十年かのち、歴史の証言者になれるだろう。
ロックミュージックが好きな人は、おなじみのチューンが使われているのを確認する楽しみもある。
ただし、チカチカ(ピカチュー光線)に弱い人は要注意。小さな映画館だといっそう画面の輝度が高いので、目に悪い。これは電波には乗せられそうもない、とは思う。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=322541#Reviews

これはバランスを考慮して、一方に肩入れしたレビューである。正直、5点はつけすぎで、見づらさで4点。
また、自分がまるでロックミュージック好きかのように書いているが、知っている曲がひとつもありませんでした(笑)。でもかろうじてあそこらへんだろうって見当がつく程度には知っているという…。
歴史に残るというのはマジ。1960年代、アンダーグラウンドシネマの守護神だった詩人、ジョナス・メカスの作風を思わせるリリカルさがあった。アメリカの評論家に受けたというのもむべなるかな、である。