otkoygのブログ

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言いまつがい

言いまつがい (新潮文庫)

言いまつがい (新潮文庫)


さいきん一番気楽に読めて笑えた本といえばこれでしょうか。注意書きに「不特定多数の人々が集まる場所、真剣さが必要な場面などでは読まないでください」とある。これに騙されて買った(後悔はしていないけど)。さすがは天下のコピーライター、糸井重里である。→ほぼ日刊イトイ新聞

○忠告
おとなっぽいともだちが、「そんなことしたら、壁の上塗りだ」と言ってました……カベかよ。(じゅんぺい)
○感心
友だちが、年配の人の話に感心して思わず、「さすがは生き地獄ですね」と言ってました……生き字引だろ。(ひでき)


といった調子で、えんえん500近くの例が続く。たしかにおかしい。だが自分もこの手の「言いまつがい」を人に陰で笑われているかも知れないという恐怖も感じてしまう。日本語がむずかしすぎるのか? 「青田買い」のことを「青田刈り」と勘違いしている中高年が多いとか、このあいだも大々的に報道されたし…。ひそかに毒がある本。


もう一冊。

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

オトナ語の謎。 (新潮文庫)


「オトナの言語を学ぶ、世界で最初の教科書」。これも笑って読めるけど、業界によってなじみのない言葉もでてくるので、オトナでも勉強になる。これを読んで、できるオトナになろう。