『マインド・ゲーム』(04)
- 出版社/メーカー: レントラックジャパン
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: DVD
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『DEAD LEAVES』(04)asin:B0002AOTXM・アニメだが、もっと緩急自在かつアイデア豊かで、目をひきつける力があった。
主役の声を演じた今田耕司がなかなかよい。『じゃりん子チエ』みたいなベタな人情話と見せかけて、かつてドラッグムービーの代表のように言われた『ダンボ』のピンクの象のメタモルフォーゼを全面展開するという感じ。これぞアニメーターの「夢」かも(ダブルミーニングで)。
原作はロビン西(よく知らない)。監督・脚本は湯浅政明。劇場版『クレヨンしんちゃん』で名をとどろかせた人だ。
杉井ギサブローに言わせると、森本晃司、中澤一登、小池健、湯浅政明など、日本のアニメーターの腕は数年前から頂点に達していて、いまは手描きアニメの爛熟期といえるかもしれない。だから、先鋭的なアニメーターにやりたいことをやらせている本作のプロデューサー・田中栄子*1のセンスと決断力はもっと讃えられるべきだし、受け手のほうもこういう作品を受け入れるゆとりがもちたい、と。