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『新世紀エヴァンゲリオン』(85-87)以後のアニメ

それまでほとんど興味がなかったアニメに、『エヴァ』で関心をもつようになって、アニメ監督──庵野秀明のほか、大地丙太郎*1渡辺信一郎*2中村隆太郎*3今敏*4──などの名前を覚えるようになったわけですが、『エヴァ』にはまった経験はかなり役に立って、凡百のアニメに関してはずっと〈『エヴァ』以後のアニメ〉というモノサシでタカをくくれるつもりでいた。
しかし『comic新現実 Vol.2』掲載の、更科修一郎による『忘却の旋律』(04)についての評論を読んで、そろそろそんな時代も終わったことに気づいた。なぜ認識が遅れたかについては、『エヴァ』のDVD版リテイクのころからガイナックス作品に参加している今石洋之というアニメーターに罪がある。エヴァ庵野秀明の時代を延命させるのにこの人物が貢献したのだ。『フリクリ』『アベノ橋魔法☆商店街』『Re:キューティーハニー(Vol.1)』などで、アニメーションの視覚的な快感を見せつけ、ぐいぐい引っ張る。エヴァ庵野の明るい部分の継承者と言える。
忘却の旋律』の脚本を書いたのは榎戸洋司。覚えておこう。


WEBアニメスタイル
http://www.style.fm/
Natural-Color-Paranoia更科修一郎
http://d.hatena.ne.jp/cuteplus/

*1:こどものおもちゃ』(96-98)、『十兵衛ちゃん』(99)、『アニメーション制作進行 くろみちゃん』(02)など

*2:カウボーイビバップ』(88-89)、『サムライチャンプルー』(04-05)など

*3:lain』(98)、『キノの旅』(03)など

*4:東京ゴッドファーザーズ』(03)、『妄想代理人』(04)など