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愛・地球博

入場後の1枚目

公式サイト
行くとしたら今日しかないということに気がつき、あわただしく行ってきた次第である。宿などは当然取れず、日帰り。台風一過の快晴、太陽の光が照りつけ、暑かったけど各国のビールが美味しく飲めてよかった。
11時に入場。平日と高を括っていたら、「大地の塔」は並び時間150分、ドイツ館は並び時間4時間などと知らされてめげそうになる。しかし今回の目的は各国のビールを味わうことだと割り切って、ドイツビールは諦め、チェコ館の付設レストランの列に並ぶ。ここに1時間近く並び、黒ビールとシチューの食事にありつく。旨かったが、2700円と高い。
つづいてベルギー館に並ぶ。展示はつまらなくて書くほどのことはない。出口のレストランでベルビュー・クリークという甘いビールを飲む。900円。
つぎにタイ館に並ぶ。ここもつまらない展示。出口のレストランでシンハービールを買い、外で飲む。450円。インドネシアビンタンビールにちょっと似た味。
つぎにシンガポール館に並ぶ。ここのアトラクションは特筆してもいい。東南アジア特有のにわか雨、スコールが体験できるのだ。シンガポールの1日を紹介する映像をボーッと見ていたら、いきなりザーッとこられた。傘を差していたから問題ないけど。ここのカフェでピーナツ味噌をかけた揚げ豆腐400円とタイガービール600円をいただく。東南アジアのビールはどこか共通するものがあるな。微妙に薬味入っているような。
押井守が総合演出した「夢みる山」─「めざめの方舟」は入場待ちをしなくていいかわり、入場整理券をゲットしなくてはならない。30分並んで無事ゲットしたが、あと2時間近い時間をどう潰そう…。
この博覧会の最大の目玉が冷凍マンモスだったことを思い出す。何十分か西日を浴びつつ並んだのち見た。まずそうな肉だったという感想。
そのあとオーストラリア館に行く。展示はやはり感心するほどのものではなかった。ワニロール1100円を食す。ワニの肉の味は、コンビニのササミフライと区別がつかなかった。ちなみにカンガルーの肉は売り切れていた。
開始時間ぎりぎりに「めざめの方舟」に駆け込む。押井は孤高の作家の高みを誇示している。立ち食いソバ好きのただの映画マニアのくせに…。やっていることはクラブVJと同じなんだが、場内に配した犬の兵士たちの人形が「踊れないダンスフロア」を強調して、シニカルな効果を上げていた。イノセンスの美学をイベントに応用するという仕事は、かなり成功したという印象。これを見て、わたしは悔いなく会場を後にすることができたのであった。